こんにちは、ユニソルの小田です。

 

ウォーキングは体の健康に良いという話はよく聞くと思いますが、心理学的な効果についてはあまりなじみがないと思います。

 

今回はウォーキングなどの軽い運動が心理学的にどんな効果があるのか調べてみましたので参考にしてください。

 

心が元気になる

歩くと心が元気になるということは、誰もが経験的に納得する話だと思いますが、具体的にどれくらいの効果があるのでしょうか。

 

デューク大学の研究で、うつ病の人を以下の3つのグループに分けました。

 

第一グループ 抗うつ剤を処方する

第二グループ 週に3回、45分間の軽い運動をしてもらう

第三グループ その両方をやる

 

さて、あなたはどのグループが一番うつ症状が改善したと思いますか?

 

 

答えは、どのグループも同程度の改善具合でした。

 

要するに、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動には抗うつ剤を服用するのと同じ効果があるということです。

 

しかも、話はここで終わりません。

実験の6ヵ月後、うつの再発率を調べたところ、再発率は以下のとおりでした。

 

第一グループ(抗うつ剤を飲んだだけ)

再発率 38パーセント

 

第二グループ(ウォーキングなどの軽い運動)

再発率 9パーセント

 

第三グループ(抗うつ剤と運動の両方)

再発率 31パーセント

 

第二グループだけが異常に再発率が低いという結果になりました(゜o゜)

 

つまりウォーキングやストレッチなどの軽い運動をすることは、幸福感がアップするだけでなく、その効果が持続するということなんですね

 

年齢を重ねていくと、考え方がネガティブな方向に向かいやすく、うつ病になってしまう人も少なくありませんが、週3回のウォーキングやストレッチで、心を元気に保つことができるならやらない手はないですよね。

 

 

意志力がアップして「わかっちゃいるけど・・」を改善できる

やってはいけないと分かっちゃいるけど、やめられないこと

やらねばならないと分かっちゃいるけど、出来ないこと

 

人間生きていれば、上の2つの壁にはよくぶち当たると思います。

 

軽い運動をすることはこの2つの壁を乗り越えることにも役立ちます。

 

オーストラリアのマッコーリー大学で、

18~55歳の男女に無料でジムの会員証を提供し、運動してもらうという実験を行いました。

 

最初の1ヶ月では、週1回しかジムに行かない人がほとんどでしたが、

実験が終わる2ヵ月後には大半が、ジムに通う頻度が週3回になっていました。

 

ジムに通うようになった人たちにみられた効果は、以下の通りです。

 

タバコや酒の量が減った

ジャンクフードをやめて健康的な食生活になった

テレビを見る時間が減った

勉強する時間が増えた

先延ばしが減った

感情のコントロールができるようになった

貯金が増えた

 

貯金まで増えちゃいましたね^^;

もちろん、そんな劇的にというわけではないと思いますが、すごい効果ですよね(^O^)

 

軽い運動を続けると、意志力がアップし、悪い習慣を断ち切り、良い習慣が増えていくという効果があるのです。

しかも15分間ランニングマシンに乗るだけでも、衝動や欲求を抑えられるということですから、もし先延ばししていることがあるなら、まずは軽く運動してみることから始めましょう。

 

脳の力がアップする

人間は慣れ親しんだことをやりたがります。

 

なぜなら慣れ親しんだことをやることは安心できるからですね。

 

すでに出来ることやチャレンジしなくても余裕でできることには、ストレスなく安心して取り組むことができます。

その安心した状態を、快適領域とか、コンフォートゾーンと呼びます。

 

確かに快適領域から出て、普段やらないことにチャレンジすることには、抵抗を感じますよね。

 

でも、自分の居心地のよい快適領域から出ることには、実は大きなメリットがあるということが科学的に明らかになっています。

 

そのメリットとは、脳の力がアップするということです。

 

新しい習慣が身につくと、脳の中のニューロンの結びつきが強くなり、頭が良くなるのです。

 

チャレンジすることで頭が良くなるんですね。

 

これまで運動する習慣が無かった人が、運動の習慣を取り入れることは、普段慣れている快適領域から出ることになるので、最初は「やりたくないなぁ」と思ってしまうかもしれません。

 

でもそんなときは、「これを習慣にすれば頭が良くなって成長できる!」と思えば、少しは取り組みやすくなるかもしれませんよ^^

 

ウォーキングに限らず、新しいことにチャレンジすることは脳を活性化させますので、どうしようかなと迷ったときは、とりあえずやってみるということを心掛けていきましょう!

 

記憶力がアップする

ピッツバーグ大学の研究で

1日40分の有酸素運動を半年間続けると、脳の中の記憶を担当している海馬の体積が2%も大きくなるとのことです。

有酸素運動は、ゆっくり散歩するでもOKです。

ちなみに、高齢になると記憶力は落ちていく一方だと思ってしまうかもしれませんが、

記憶力は何歳になっても高めることができます

毎日の散歩で記憶力も高めていってください。

 

ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、体に良いだけではなく、心理学的に様々な効果がありますが、こういうことは知らないより知っておいたほうがやる気の源になると私は思っています。

 

軽い運動は自分ひとりでも気軽に取り組めます。

 

その気軽な取り組みによって、脳の力がアップしたり、幸福な気分を味わえたり、意志が強くなったりなどの効果が得られるのですから、あなたもぜひチャレンジしてくださいね^_^

 

P.S.

「正しい歩き方」や「ストレッチのやり方」についてあまりよく知らないという場合は、ユニソル健康運動教室に参加してくださいませ(^_-)

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